西谷信広公式ブログ

根性、根性、ど根性っていわれるのが嫌な人へ

  • 2018.7.24
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高給を求める人が増えている?

仕事はほどほどに。私生活を大切に。ワーク・ライフ・バランス
いいと思います!!

上司とは仕事以外の付き合いは一切しないし、飲みなんてとんでもない。
「わたし飲めません」と会社では言って実は飲める人もいるそうです。
うそをつくのはどうかなあ、とは思いますが、まあ、いいでしょう。

ただ、そういう人は、大幅に給料を上げてほしいとはいいませんよね?
もし、高給取りになる!!と思っているなら、考えを改めるべきです。
そもそも、“そこそこ仕事をする人”ならば大手なら定期昇給の範囲。
1%強あがったら、ありがとうというべきでしょう。

“そこそこの仕事”で得られるものとはなんなのか?

ちなみに、“そこそこの仕事”を営業に当てはめると以下のような感じです。

(1)会社には定時には出社しているし、場合によっては早くもいく
(2)営業計画は達成したいが、できない場合があってもしかたない
(3)仕事は真面目にこなしている。言われたことはやるようにしている
(4)お客さんとは親しいと思っている
(5)社会環境が邪魔をするから数字があがらないと考えている

じゃあ、たくさん資格をもっていると給料が大幅に上がるか?
これも答えはNOと考えていいでしょう。
MBAを持っていても給料が急激に上がるなんてことはありません。
ただ、「社会人になってもしっかり勉強しているんだな」とは思われます。

そこそこ仕事をする人。(1)から(5)を見てどう思いますか?
高給もらえないとおかしいでしょうか?

仕事に求めるものが人それぞれなら、給料もそれぞれ?

仕事に対して何を求めていますか?仕事はあなたにとってなんですか?
この問いの答えはなんでしょう?正解なんてありません。

「生活の為のお金がもらえればそれでいい」
「仕事なんてつまらないから、金の為だよ」
「社会との接点かな」
「そこそこやってれば毎月食べるには困らないもの」

人によっては、

「人生そのもの」
「人を知り、自分を知るための貴重な勉強時間」
「社会を学びながらお金がもらえるありがたい場所」
「足りない部分を知って強化していける学びの場」
「上司も人間。よって知ることは大切なこと。肥しにもなる」

どれも正解といっていいと思います。だって、十人十色。
この考えだけが真実ということはないですからね。

ただ、ですね...

やっぱり給料をあげる、あるいは高給を手にしたいなら努力は必須です
これは避けては通れません。昨今、色々なことを言う人がいます。
願えば叶うとか、楽して稼ぐとか。
情報が飛び交うから何が正しいのか時々わからなくなりますね。

願い(ゴール)を持ったうえで、〇〇することが大切

願うだけでは望みはかないませんね。でも、願うのはとても大切なことです。
でも、願うと同時にそこに向けての努力が必須です。
また、楽して大金を手にできるなんて、普通は存在しません。
真っ当に稼いでいる人は楽そうに見えて、実は努力をしているものです。

努力をするとは自分の願いを達成するためにどうするべきかを考えること。
そして、その考えたことを実行すること。
実行するための能力に欠ける場合は、その能力を得るところから始めます。
ですから、けっこう時間もかかる場合が多いわけですね。

努力を続けた先に成功、あるいは大幅な昇給とか高給がある。
あきらめずに努力を続けるにはやり切る力が不可欠です。
そして、必死に前に進もうと継続し続ける力は何かといえば、根性です。

根性はどうして必要なのか?

根性という言葉を聞かなくなって久しいのはわたしだけではないと思います。
根性イコール昭和の雰囲気とか、古い考えだとか...
しかしですね、根性がないと、「あー、必死にやってきたけどもうだめだ」
こんなときは諦めちゃいます。

根性のある人は違います。「もうだめだ」と思っても、そこから奮い立たせる。
これ、根性なんですね。だから、根性を持つことは大事です。

例えば、高給を求めて証券とか投資銀行とかに就職したとします。
30歳を過ぎると実際けっこういい年収になるのですが、仕事は相当にきつい。
これは、友人が勤めているのでわかります。

20:00頃まで会食に参画し、それから事務所に戻る場合もあるようですね。
つまり、会食中も極力お酒を飲まないようにします。戻って仕事がありますから。
自分の時間がたっぷりある仕事ではない、ということです。

根性を持つとはすなわち、途中で投げずに最後までやる能力を持つこと。
やり切る力。
だから仕事面でも信頼されます。信用は難しい仕事という形で戻ってきます。
難しい仕事をこなせば、スキルはもちろんのこと、人間力も育ちます。
顔つきも変わります。

何を言っているのかといいますと...
根性は他人の為ではなく、実は自分のためだということなんですね。
スキルを得て、顧客(外部、内部)の信頼を得て、困難な状況を乗り越えて。
胆力、自信、そして人格形成が進みます。

正しいことに時代は関係ない

努力に古いも新しいもなく。いつの時代も人格形成を助けてくれます。
人として脱皮し、人を非難せず、うまくいかない場合は自らの責と考える。
人として安定感が出ます。落ち着いて物事を進めてくれる。
上司も信頼しやすいですね。
このような人は根性をもって、しっかり努力を積み重ねています。

わたしの仕事である行動変革も、根性につながっています。
ただ、根性、根性とは言いません。
行動を変えることで自然と身につけてもらいます。

行動を少し変えてみます。今までと違うのですから、違う疑問が浮かびます。
少し変えただけでもやっぱり視点をかけざるを得なくなります。
見方を変える、あるいは新たな視点を要求される。

結果的に、思考も変わり始めるわけです。思考変革ですね、ある意味。

どんな行動から変えるべきかは人により違います。
それを見極めたうえでアドバイスします。

個人でセッションを受けられる方もいらっしゃいます。自らを伸ばしたいと。
安定した仕事力を身に着けたいと。その先にあるのが高給なんですね。

根性は人の為ではなく、自らのためなのです。

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