西谷信広公式ブログ

令和最初の国賓として来日したトランプの輸入車追加関税と歯磨き粉?

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こんにちは、西谷 信広です。

5月のトランプ大統領、ほぼ観光客として来日していましたね。
おかげで都内の道路は検問、検問だらけ。

渋滞もチラホラ。

「こんなに普段、警官いたっけ?」というほどいたるところに警官の姿が。

検問でとめられましたし(笑)
平成から令和になる時に停められてから記念すべき2回目でした(笑)

さて、そんなトランプ大統領が常に気にしていること。

それが、自動車問題です。

輸入車への大幅関税措置の6か月間の先送り

言うまでもありませんが、日本にとって自動車は重要産業の一つです。
その自動車に文句ばっかりいっているのがトランプさんです。

トランプさんが言った内容はニュースでも取り上げられたので記憶に新しい
ところかもしれませんが、念のため、5月17日の話を振り返ります。

トランプ大統領がライトハイザー通商代表部(USTR)代表に、交渉を
加速させて180日以内に方向をするようにと指示をし、交渉合意ができない
ならば、追加措置の必要性を判断すると言ったとのことです。

つまり、日本と自動車の件で揉めたら、関税を課すといった理屈を言って
いるわけです。

また、

『一部の輸入車が米国経済を弱めていて、米国の安全保障を脅かしている』
というもの。

う~ん...

おひざ元の米国ではダントツ人気か?というとそうでもない米国車。
そんな“アメ車”が日本で不人気なのは日本の責任なのでしょうか?

米国車の不人気は誰の責任か?

アメ車が好きな人は別です。アメリカ車の持つ独特なDNAというか、
そういうものが好きで購入するのですから。車好きの人です

ただ、通勤の足が必要な人たちの多くは趣味で車を購入しません。
地方に行くと軽自動車が多いですが、これはリーズナブルであり、
燃費もいいから売れているわけです。税金も安いですね。

アメリカの大きな車のニーズは低い。これが日本の現実です。
たくさん売るのは大変です。日本の自動車メーカーは顧客ニーズを
把握していますから売れています。

ちなみに、ですが、

BIG3が日本のニーズを把握するために大規模なマーケをした、
という話は聞いたことがありません

BIG3=ゼネラルモーターズ、フォードモーターズ、
フィアット・クライスラー・オートモーティブの3社を総称している。

コルゲートという会社を知っていますか?

正式名称はColgate-Palmoliveという米国の上場企業です。
何を作っている会社かというと、歯磨き粉、洗剤、石鹸などを作って
います。中でも歯磨き粉はけっこう有名です。

ところが、コルゲートの知名度は日本ではとても低いのが実態です。
実はこの会社、歯磨き粉を引っさげて日本に進出した過去があります。
まったく売れませんでした(注:ペットフードを扱う部門が国内にあるのみ)

なぜでしょうか?

売れているんだからいいだろ

1回目の日本市場登場時、消費者からけっこうクレームがあったそうです。
味がきつい、辛すぎるとか色々です。日本で成功するには味の変更が必要でした。

ところが米国サイドの反応は、「なぜ米国でこれだけ売れている製品なのに
ローカルに合わせる必要があるのか」と言ったそうです。

結果、人気が出ず、コルゲートは撤退しました。

その後、2回目のトライをしたそうですが再度撤退になったそうです。

ここからわかるのは、ローカルニーズを無視して商売はできないという事実です。

消費者は色々いいます。それを救い上げ、改善を加え続けるためには、現地に
R&Dセンターが必要となる場合があります。
つまり、投資額として大変大きくなるわけです。一般消費者を対象とする場合、
各国の消費者ニーズをつかめないと成功はなかなか厳しいと言わざるを得ません。

日本車に関税をかける=米国車が日本で売れる?

米国が日本から輸入する車に追加関税をかければ、米国での日本車売り上げは
減少するでしょう。関税をかけられたくなければ日本はBIG3に門戸を開け、
という主旨のことをトランプは言っています。

じゃあ、日本でアメ車は売れるのでしょうか?

仮に日本政府が米国車の受け入れを促進すると約束をして、仮に国内でアメ車を
大量に供給できるように政治的な処置をしたとしても、アメ車はおそらく売れません。

【売れない理由(アメリカ車が好きな人は除く)】

1.日本の国土に合わせたサイズの車が一般的に好まれる

2.日本の消費者は米国車の品質が低いと考えている

3.BIG3はそもそもディーラー網を構築する方向で動いてもいない

4.日本人のニーズを調査して車を作る気がさらさらない。

5.日本の自動車税は高いからアメ車には不利になる

米国車は排気量が大きい車種がけっこうあります。この手の車は自動車税が
高いといえます。
ただ、例えばトヨタのレクサスブランドの車には、排気量が5Lの車もあります。
この辺りは高級車の中でも上のクラス。

BIG3がこのレンジに標準を合わせた場合、レクサスなど日本ブランドのみならず、
メルセデスベンツ、BMW、アウディといった人気の高いドイツ高級車メーカーと
勝負する必要があります。

排気量が大きい車に対して差別があり、それは米国車に照準を当てているという
意見もあります。それでも5L超えのドイツ製高級車はある程度売れています。
じゃあ、わざわざアメリカ車に乗り換える人がいるのかとと考えると、
たくさんいるとは思えません。

では2Lクラス以下ならアメ車も売れるのでしょうか?これも難しいでしょう。
ご存知の方も多いと思いますが、2Lクラスには日本車の売れ筋が結構あります。
じゃあ、外車枠で勝とうとすると、ここでもドイツ車と競合することになります。

米国内でBIG3は大人気なのか?

米国内新車販売シェア

・BIG3:45.2%

・日系:38.4%

・欧州:9.1%

・その他:7.3%

BIG3で45.2%です。日本車は、メーカーがたゆまぬ努力をしてきた結果、
約40%のシェアを誇ります。大きな差が日米で無いことがわかります。

お金持ちのアメリカ人=高級車?

米国では100,000ドル(約1,100万円)以上の収入のある人は約20%います。
日本ではちなみに3.8%でから、アメリはお金持ちが多いですね。

少し前までは金持ちといえばメルセデスベンツ、BMW、レクサスといった
ブランドカーを好みました。しかし昨今では少し違ってきているようです。

最近では多くのお金持ちが性能が良く、内装が良く、でも価格が適切で環境対応
した車を求めています。

どこの車が売れているのか、US NewsのBest Car rankingをチェックしました。

小型車、中型車、大型、コンパクト高級車、はたまたSUVなど、本当に色々と
カテゴリーがあるので単純比較はできませんが、米国車で上位入りは少なく、
ほとんどが日本車と欧州車です。

アメリカ人が海外の車を購入し、米国の道路事情に合っているはずの米国車を
購入しない。この状態で日本に対し、米国に適合している車を日本で買え!!
と言われても無茶な話です。

あの広い米国でも、例えばホンダのシビックが売れています。
売れている理由は品質と燃費がいいからと言われています。

コルゲートとは違う判断がBIG3にはできるのか?

色々調べて感じたことは、日本人のニーズを調べ上げ、適合した車種の開発を
やらないと売れないということです。また、やれば必ず売れるとも言えません。

まともなマーケティングもやらずに文句をいい、追加関税をちらつかせる。
これをBIG3も歓迎しているそうですから、呆れてものが言えません。
人の国に来て商売をするなら、少なくとも相手の事情に合わせる姿勢は必須です。

色々と文句をつけられている日本ですが、車は購入せずに利用するものへと
変化していることも、トランプそしてBIG3は考えるべきでしょう。

シェアリング・エコノミーの時代へ突入

日本では自動車は売れなくなっています。30代から下の世代は車に対する欲求が
著しく低くなっています。なぜ興味がないのかは別の機会に譲りますが、
興味は無くても必要な時があります。
そんなときには、カーシェアリングサービスが対応してくれます。

自動車を購入する人が減っており、シェアリングが伸びている。
この現実を考えれば、日本市場で米国車が売れる可能性はさらに下がります。

コルゲートと同様に、「なんで日本人向けの車を開発しないといけないんだ!?」
という態度のままで、日本で車を売ることなどできません。

マーケティングは19世紀に米国でできた考えです。
マーケティング発祥の地の一流企業BIG3のはずが、ニーズの把握すらできていません。
売りたいなら、ニーズを把握し、開発し、必要な修正もし続ける。
この、当たり前のことができていません。

当たり前の実行はやはり、簡単ではないのです。

そのあたりは拙著、『誰でもできるのに、1%の人しか実行していない仕事のコツ48』
に譲りますが、当たり前の大事さを我々は常に意識する必要があると思います

当たり前を当たり前に日々、全員が実行できているなら、会社の業績は常に上がり
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